欅 桜

 毎日不安定な天候が続くようですが・・・これもまた自然。

昨日は京都は福知山市にあるお客様のところへ打合せに行きました。

福知山でも北の山間部です。

道中、何度か通ったことのある道路で、その木の存在は知っていましたが
なかなか止まってみることも出来ずにいました。

昨日は、打合せが終わり帰り道に、あまりに美しい山桜に目を奪われ
車をUターンして少し立ち寄りました。

わざわざ立ち寄った甲斐が十分あったようです。

それはみごとな樹形の大きな山桜です。
樹齢は不明ですが、恐らく相当なものかと





そしてすぐ近くにその欅は存在しました。



推定樹齢はなんと!500年!!

幹周りは約5mもあります。



上記写真は、全景ですが
全体をカメラに収めるのにどれだけ離れたか・・・

この2本の木の大きさ、偉大さは残念ながら写真ではお伝え出来ません。

実際に出会った時の感動は計り知れないものがあります。

老木にしか持ちえない美しさ…雄大さ。

近くを通られる方がいらっしゃれば是非一度立ち寄られては・・・。



丘のベルファーム

久しぶりにブログを書いてます。

今日はまたまたひとつの出会い…最近あった「縁」についてお話します。

同じ町内に、丘のベルファームと言う季節限定の週末カフェがあります。

そのお店のオーナー(ご夫婦)とお出会いしたのは、昨年の夏でした。
ある方のご紹介で…

その時は、まさかこんな日が来るとは思いませんでした。

今年に入り、ある団体の催しで偶然そのお店のオーナーと再会しました。

出会いは常に必然と考えているので、少し時間が出来た時にお店を訪れてみました。

まだ寒く、お店もオフシーズンでしたが自然に恵まれた周りの環境と、もともと山羊小屋であったと言うお店が、自然に溶け込んでいることに目を奪われました。

そして一番目を引いたのが、お店の前にある一本のケヤキ。




周りを邪魔されることなく、優々と立っていました。

見た目はとても成長も良く、そのカフェのシンボルと呼ぶに間違いありませんでした。

オーナーにとって、そのケヤキは分身とも思える大切な木でした。

そのケヤキが数年前から虫の害に合い、見た目には分かりませんが、
相当幹は傷つけられていました。

オーナーはそのケヤキを何とか守って欲しいと、依頼を頂きました。

私はいつも思います。
植物も人と同じ。

病害虫の直接的な要因は、虫やカビ(菌)であったりしますが
元気で健康な植物は、少々の食害などにあっても弱る事もありませんし枯れることもありません。
また、病害虫が入ることも少なくなります。
それらの要因を防ぐには、確かに薬剤の使用は確実でもあり
ある程度必要でもあります。

しかしもっとも大切なことは、「環境」を整えてやり、木の持つ生命力を最大限に生かしてやる事だと思います。

これはやはり人にとっても同じ事。

いつも笑顔で朗らか…明朗で元気にいつも前向きな人は病気にもなりません。
そして自然の良き環境の中過ごしていれば、間違いなくに健康になれるのではないでしょうか。

話が反れましたが・・・

今回は、その環境を改善することも考えながら作業を行いました。

根元を見たとき、深植え状態になっていることが分かりました。
もともとケヤキが成長してから、相当量の土を根の表面に重ねられたそうです。
そして根の張る状況をみてみると、土は水はけが悪く腐植土とは言えない状態でした。

殆どの植物は、深植えされることを嫌いますし、木にとっては生育上、悪い環境です。

もちろん知らずに行われたことですが、オーナーは本当に悔やまれていました。

さて、それらの要因を改善するために先ずは、排水性を上げる必要がありました。

幹を中心として直径約10mを円を描くように、バックホウで溝堀りしました。深さは約1m。
底には、排水性の良い砂利を投入。できればパーライトを使用しますが
流石に円の円周は単純計算でも、31.4mもあり、使用量が半端ではありませんので砂利を使用しました。
そして暗渠パイプを敷設し、排水路を設けました。

そして埋め戻しには、現状土と良質土を足して、十分な堆肥と緩効性の肥料を入れて埋め戻し。

土壌改良の完成です。

さて次に直接的要因でもある幹です。
見た目よりも相当食害にあっていました。
ひとつひとつの穴に、薬剤を注入し、
大きな傷には薬を塗り、根とのバランスや樹形を考慮し枝抜きを少し行いました。

これで先ずは完成です。

次回は新芽が出てからの枝葉への消毒です。

オーナーにも大変喜んで頂きました。

出来る限りの事は行いましたが、
あとはこの木の持つ生命力と、この木を愛するオーナーお二人の思い・・・そして我々の思い。
それさえ強ければ、このケヤキは今年も元気に青葉を吹き、これから先何十年…いやもっと長い間、
元気に逞しくこの場所を守ってくれると信じています。

この素晴らしい出会い、縁に感謝するとともに
この機会を与えて下さいました「丘のベルファーム」のお二人には心より感謝しております。
ほんとうにありがとうございました。

ケヤキの成長を見守る事は、まだ始まったばかりです。

今後ともしっかりと見守って行きたいと思います。

美しい新緑になった時、またご報告させて頂きます。




ナラ枯れ その2

 久しぶりにブログを書いています。

毎日様々な時間に追われ生きていますが、一日がほんとに早い!

もう一時間あれば…なんて事を思う事があります。
しかし失った時間は戻る事がありません。

一日一日、生かされていることを感謝して、生きて行かなければ。

と言う事で、自分の命あることをほんとに感謝する今日この頃です。

そしてまた今年も桜が咲き始めました。
毎年、歳の分だけ見続けていますが、何度見ようとも毎年その美しさには感動します。
これも自然の力の素晴らしさではないでしょうか。
造花ではこうはいきませんね。
今年は特に美しく感じます。

話は変わり
ナラ枯れについて前回少しお話をしましたが、
今回ももう少しお話したいと思います。

先月3月の27日…ボランティアとして下賀茂神社は「糺の森」へ行きました。
もちろん作業はナラ枯れの防除のために、幹にビニールを巻く仕事です。

その作業と共に、ゴミ掃除もしました。

そこで驚いたのが、人の生み出した生活ゴミの多さには驚きと悲しい思いでいっぱいでした。

その森には普段人は入る事は許可されていません。
しかしなぜそれだけのゴミが??・・・主に原因はカラスです。
巣作りのためにスチール製のハンガーがあるわあるわ。
そしてその他一般のゴミです。限なく落ちています。

さてこれは直接の原因はカラスですが、なぜかカラスのせいにはできません。

これもナラ枯れと同じ、人によるものと思えてなりません。

ほんとに美しい「糺の森」…絶対に、この森を守らなければなりません。
この森だけではなく、全ての森を守って行かなければなりません。

そんな使命をとても感じたボランティアでした。




ナラ枯れ

今日はお彼岸の中日…少し冷たい雨の一日でした。

お墓参りの影響もあるのか、市内は多少車の多い一日でした。
 

今日は「ナラ枯れ」について少しお話したいと思います。

皆さまもご存じの通り、京都は周辺を山に囲まれた盆地です。

その自然豊かな古都京都。
2010年、その山々に茶色い部分が目立ち始めました。

それも紅葉があり得ない季節に。

そしてテレビや新聞で「ナラ枯れ」報道が相次ぎました。

ナラ枯れの直接の原因は「カシノナガキクイムシ」です。
詳しい説明は省きますが・・・

松枯れの次はナラ枯れ…

マツもナラも直接の要因は分かっていますが、なぜ今?一気に発生を?
疑問ばかりが頭の中を回ります。

そんな中、今日はある講演を聞きに行って来ました。




場所は下賀茂神社。

講師は小林 正秀 氏(農学博士 京都府立大学特別講師)

テーマは「世界遺産 糺の森 森を救え!」



世界遺産でもある下賀茂神社には、「糺の森」と呼ばれるそれはそれは美しい森があります。
その森にもナラ枯れが入り始めています。

直接の原因は虫かもしれませんが、どこか納得する事が出来ずにいました。

今日のお話を聞いて、私も同感する事が多くありました。

日本の美しい自然・・・山々…

それらと密接に生きて来た人々。

今では便利を求めて都会へ人々は移り、里山と呼ばれる場所はなくなってしまいました。

自然と共存することを避け、利便性を望んだ結果このような異常な枯れが発生していると思います。

マツ枯れの要因は、人が輸入した材木から入って来たセンチュウでした。

それも人が行った行為からです。

地球温暖化が起こす色々な自然災害。

今こそ人々が、人らしく生きるためにしっかりと足元を見つめ直す時が来たように思います。

今日はその事を改めて強く思い、確信出来た一日でした。

また我々の仕事・・・使命として、大きな目標が見えて来た思いです。





自然災害

 大きな自然災害…地震が起こってしまいました。

3日間が経ち…被害の大きさが日々明らかになって来ています。

被害の大きさを見る度に、阪神大震災を思い出します。

阪神大震災では、地震当日知人を助けに西宮へ行き、被害を目の当たりした経験があります。

その光景が次々と思い出されます。

今回の被害を知る度に、「今は復興している神戸がある!!」と自分自身に言い聞かせています。

 自然はほんとうに美しいものでもありますが、時に恐ろしいものでもあります。

今回のこの地震も、地球が…自然が…人に対してある意味警告を出しているのではないでしょうか?

今こそ人はしっかりと足元を見つめ、変わらなければならない時が来ているように思います。

私は今、被災地に対して大きな手助けを出来る訳ではありません。
何が出来るのかもわかりません。

しかしながら今こそ日本中が心一つになり、復興を目指さなければならないと思います。

被災された方々を、今は「願い 」 「祈る」事しか出来ませんが、どうか希望を持って
 一日一日、今を乗り越えて欲しいと思います。


「便利を求め…原子力を求めた人々…

   事故が起こった今、不便かもしれないけれど、ろうそくの灯りがとても暖かく思えます。」









小さな春

 今日は小さな春を家の庭で見つけました。

まだまだ寒い日が続きます。

庭では少し木々の新芽が膨れ始めました。

しかし足元はまだまだ落ち葉が目立ちます。

そんな中、今日は小さなスミレの花を見つけました。
毎年厳しい寒さを乗り越えて、この時期に花を咲かせてくれます。

こんな時期だからこそ、ひと際美しく見えます。

こんな小さな花ですが、心を癒され笑顔になれます。



春の野に すみれみにと しわれそ
野をなつかしみ 一夜ひとよ寝にける
山部赤人やまべのあかひと

              万葉集から


植物の力はほんとにすばらしい。

最近の庭や外溝は、ほんとに無機質で固められた実用性優先のデザインが多くなりました。
もちろんそれはお客様のご希望が多いため、ニーズに応えるため。

通路、車庫のスペース・・・人や車が汚れないように…草などが生えないように。

一本の植木、ほんの少しの花壇もない外溝があります。
確かに管理をする手間も掛かりませんし、清潔で湿気ることもないかもしれません。

しかし私達、人間は大昔から自然と共に生きて来ました。
自然の中でたくさんの事を学び、進化して来ました。

「家」と言う生活空間の中に、「庭」の空間はほんとに大切な存在だと私は思います。
たった1本の植木があるだけで、建物の見え方は全く違って見えます。
そしてそこに住む人々…訪れる人々の心を癒してくれます。
四季を感じさせてくれます。
紅葉は暖かな秋を感じ、落葉した植木は寒さを感じ冬を感じさせてくれます。
そして花咲く頃・・・新緑は希望多き春を感じさせてくれます。

これからその春はもう間近!!

希望や夢多き春になりますように・・・。



引き渡し式

 今日は久しぶりの雨の一日でした。

このまま暖かくなってくれればありがたいのですが・・・
また明日以降、少し寒さがもどるようですね。

この時期、植物にとっては気候、温度によって花を咲かせたり、新芽を膨らませたりと
大切な時期となります。

そんな中、春のように暖かくなったり、また冬に戻ったりと大変な時期かと思います。

時には春先に霜が降りて新芽に多大な影響を及ぼすことも。

今京都では梅の花が満開に近く咲いています。

さて、本題ですが昨日、日曜日はいつもお世話になっている工務店さんの引き渡し式の日でした。

外溝工事と植栽をお世話になり、引き渡し式に参加させて頂きました。

お施主様へ鍵をお渡ししたり、記念品を送ったりと感動の連続です。
特に、最後にお客様からの挨拶を頂きましたが、感謝のお言葉を聞くと
ほんとにこの仕事をやっていて良かったと、つくづく感じます。

建物が完成するには、ほんとにたくさんの業者さん、職人さんの手によって仕上がります。
そんな中、私共造園の仕事というのは、今後お客様と一緒に成長し続ける物。
生き物(植物)を扱うのは、造園の仕事だけかと思います。
 だからこそ責任も重大ですし、今を美しく仕上げる事はもちろんですが、
数年後、数十年後・・・の庭の成長こそが素晴しい物で有り続けなければなりません。
 そしてお客様と共に成長し続けるものでなければならないと考えます。

お客様と共に大切なお庭を守っていきたいと思います。


日本の庭

 今日もほんとに暖かな一日でした。

前回、桧皮葺の話を少ししましたが・・・

今回は私の本業である庭について少し話したいと思います。

日本の庭園については言うまでもなく、
歴史も古く、奥が深い・・・技術についても芸術性をとっても
世界の庭文化の中でも、ほんとに素晴しいものだと思います。

特に京都には、名勝庭園・・・古き良き庭がたくさんあります。
神社仏閣・・・迎賓館・・・町屋とそれぞれ建物の個性を生かしながら
演出されています。

時代の流れと共に、文化も変わり、建築物も変わって来ました。

和の建築は工期的にも時間が掛かり、高価で、機能性を問われると今の建物には敵わないのかも
しれません。

庭の世界も同じで、流行と共に「ガーデニング」と呼ばれる言葉が持てはやされる時代がありました。
今では庭=ガーデニングと定着した単語となったのかもしれません。

ガーデニングブームが始まりイングリッシュガーデン風の庭がたくさん造られました。
私も例にもれず勉強し、それらしき庭を造ったこともあります。

しかし私は思います。
海外で日本庭園なる物がたくさん造られていますが、
なぜかしっくりこない・・・浮いている??

庭はやはりその国の環境と、文化の中で発展して来た物であって
その国に存在するからこそ素晴しい。

よって同じイングリッシュガーデンを造るにも、洋風の庭を造るにも
日本の環境に合ったオリジナルの庭を造る事が、何より大切かと思います。
昔から日本人は色々な文化を素直に取り入れ、日本固有のオリジナルへと進化させ
成功させる技術を持っていると思います。

今・・・つくづく日本の庭園、京都の庭園の素晴らしさを改めて感じます。
芸術性を考えても、技術的にも

この素晴らしい日本固有の庭文化に携わっている私達。
ほんとうに幸せで、深く感謝しています。

今では本当に少なくなった日本の庭づくり・・・
確かに高価で、維持費も掛かりますが
やはり大切な文化として、お金には変えられないものだと考えます。
桧皮葺と同じように・・・。

この素晴らしき文化をいつまでも守り続け、今を生きる子供達に残していけるように
日々努力していきます。

今回は少し長くなりました。

最後までありがとうございます。

青楓舎 細見造園

http://www.seifusha.jp/















今日は間違いなく春!

今日もほんとにいい天気でした。

空気も澄んでいて、ほんとに暖かい。

先日の話ですが・・・

少し時間を取って、下賀茂神社へ立ち寄って来ました。

と言うのも、今下賀茂神社では桧皮葺の張り替え工事を行っています。
少し気になり立ち寄った次第です。

作業を直接見る事は流石に無理でしたが、
仕上がった屋根の美しさは格別な美しさがあります。

桧皮葺の屋根は日本が誇る最高の技術・・・文化と言えるのではないでしょうか?

技術面の素晴らしさはもちろんのこと、デザイン的にもあの品の良さ・・・落ち着き・・・ほんとにすばらしい。

下賀茂神社の全ての屋根を葺き替えるには、なんと10億円掛かるそうです。
しかし桧の皮の事、そして職人さんのあの手仕事を考えると当然の費用と思われます。
今の世の中では、ほんとに贅沢な話かもしれませんが
もっと無駄に使われているお金の事を思うと・・・
高価であっても必ずやるべきことではないでしょうか。
残すべき文化ではないでしょうか。

改めて日本の文化の素晴らしさ、そして京都の素晴らしさを再認識しました。

次回はこの続きで庭について

青楓舎 細見造園
http://www.seifusha.jp/








本日は晴天

 本日は晴天でした。

春を思わせるような一日でした。

今日は京都市内の現場で、金閣寺近くと東は鹿ヶ谷、あちらこちらと移動してました。

特に観光客の多い場所ですが、暖かさの影響でしょうか…観光客が増えて来たように思えたのと
歩かれる姿に幾分笑顔が多いように見えました。

また金閣寺の近くには立命館大学があり、その近くの新築学生マンションの造園外溝工事をお世話になり無事に完成しました。

進入学の時期もありますので、工期が間に合わないととんでもない事になります。

大学への入学も決まり、新しいマンションの入居も決まり…と
夢多き時期ですよね〜

どうぞ夢をたくさん持って勉学に励んで頂きたいものです。

さて、植木の新芽も幾分膨らんで来ました。

いよいよ春です。

ラジオやチラシでは、神社仏閣の桜ライトアップのコマーシャルが・・・

今年はどんな花を咲かせてくれるのでしょうか。
ほんとに楽しみな季節がやってきます。

但し、花粉対策は今年は万全に。





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